はじめに ~今回の両手投げ選手~

さて、今回分析、投げ方を丸裸にされる方はこの方
※今回はご本人にご了承頂くことができました

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畑 秀明君

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こちらの方。ご存じの方が多数いらっしゃるとは思いますが簡単にご説明させて頂きますと、
JBC(日本のアマチュア最高峰のボウリング団体)の大会にて好成績を収めすぎてもう首からメダルがかけられないのでは?と噂されるくらいたくさんの実績を持つ畑君。
最近では海外にも遠征してるみたいで経験も技術もこれからが期待される両手投げの選手です。

さっそく畑君の投げのポイントを抑えておきましょう
右投げ右手にボールを乗せるタイプ )の両手投げ
・今回の動画中は26.5kmくらい おそらく平均27km
・チルトローテーションは両手投げの中でふつう(0~5°前後)
・バックスイングが高い&前傾が強い

投げ方

まずは動画からご覧いただきましよう。



いかがだったでしょうか。
流れるような両手投げですね。

考察

さて、早速ですが考察してみます。

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全体的なステップや動作の速さは先日書いたアンソニー・サイモンセン選手と似てますね。
しかし細かい部分ではかなりの差があるようですのでそういった部分を中心に考察してみたいと思います。

ポイント1 ~日本人の特性~

まず、日本人という人種の特性として骨格が違う点です。
骨格、特に骨盤の位置が日本人の場合位置が異なる場合が多いです。
畑君の場合も例外ではありません。

欧米人の骨盤は前傾していることが多いので
お尻を突き出していないにも関わらず自然な体制がお尻を突き出しているような体制に見えると思います。逆に日本人の骨格は骨盤が後傾していることが多く背骨が曲がり日本人に多い猫背になってしまいます。(絵が下手ですいません。)

無題

ではそれがボウリングにどう影響するかというと、両手投げをしている人はみなさん少なからず前傾しながら投球するかと思いますがその際に猫背のまま前傾してしまうのです。
するとボールをスイングする際にボールのスイングスピードの力(遠心力)に耐え切れず力のない投球になってしまいます。

そこで畑君の投球に戻ってみます。6

こちらの写真で確認しますと、猫背にはなっていませんね。
「骨盤を起こす」動作をしながら投球することによって背筋力を上手く活用して投げているように見えます。(骨盤を起こす・・・簡単にいうと背筋を伸ばす、その時の骨盤の状態※投球する時は背筋を伸ばす必要はありません。あくまでも骨盤を起こす動作を意識して投球ください。)

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※猫背になっているとこの時に力が入らない。

畑君のすばらしいと思う点はこの骨盤を起こす動作をしながらもこれだけ深い前傾姿勢をしつつバックスイングをここまで引き上げる事の出来る体の柔軟性ですね。すごい。


ポイント2 ~スイングの軌道について~

先程は少し日本人という面で考察しましたので
次はもう少し畑君の投げに踏み込んで考察してみたいと思います。

 まずはスイングの軌道について。
理想とされるスイングの軌道ですが、プッシュアウェイからバックスイングのトップの位置までこれはあまりブレない方がいいと思います。PBA選手クラスになるといいのかもしれませんが・・・難易度は高いです。(理由:ターゲッティング、狙いを狂わせない為にはボールの位置はブレない方が効率がいいと思う)
そしてそれと同時に体はスイングラインを確保するために左に寄せていきます。
しかしこのままではボールが体から離れてしまいますのでバックスイングのトップの位置からは緩やかに左回り?野球のシュートボールのような弧を描いてカーブしていきます。
この緩やかなカーブが生み出すラインによって投げている人はあまり意識せずとも球が内側から出ていく印象を生み出し、また※自然な投球ラインを出せるのだと思います。
※自然な投球ライン:まっすぐな投球ラインではなく少し外に向けるような投球


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畑君の場合はまず、レーン対して正面を向いて投げ始めます。


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しかし途中でボールのスイングラインを確保するために左に体を寄せます。


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そこからアドレスのボール位置からほとんどまっすぐ引いてきて・・・


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そこから腰の回転と連動してシュート(野球の変化球)の軌道で投げる。

今回のポイントはアドレスの位置からまっすぐ引く。すると体からボールは離れた位置にくる。
そこから腰の回転と連動させて内側に引き付けてボール巻き込むように投球すると自然と内側からボールが出ていく印象が出る。

○○○ヒント○○○
間違ってバックスイングの時点でボールを背負う状態になってしまうと腰の回転の反動でボールが外に出ていきます。野球のスライダーやカーブの軌道になる事が多いです。または足に当てることが多いです。

・・・といった感じです。
すごい綺麗なスイングラインです。かなりの修業を積んだに違いありません。
みなさんも参考にして頂ければと思います。

○○○応用技術○○○
また、PBAのジェイソンベルモンテ選手は角度を付けての投球の際に敢えて大き目に左に斜行することによってボールを大きく内側に引き込み、この投射角度を調整しているように感じます。
さらに、ボールが体から大きく離れる為腰を回転させボールを引き付けますが、その際に引き付ける反動にてボールのローテーションも制御しているように感じられます。(腰が回転することによってボールの側面に手が入りやすい)
このレベルでは扱う事は到底難しい話ですがこのスイングラインは後々大きなメリット生み出す基礎技術と呼んでも過言ではないのではないでしょうか。


未来の日本を背負うプレイヤー ~まとめ~


畑君のほんの一部をご紹介させて頂きましたが彼が活躍しているのは基礎となる技術の上で成り立っているものだと再度感じました。基礎があり、その上に畑君のスタイルや思考などがあるのだと思います。

これから世間から大きな期待と注目を浴びる選手となる事でしょう。応援しつつ自分も負けていられないなと思いました。

最後に快く動画提供と記事にさせて頂くことを許可して頂いた畑君
ありがとうございました。